初めに、被災者の家族や子供に安全な食材を求めて生きるための放射能測定を実施し、カウンセリングを行うと共に放射能の危害を訴えているたらちねの活動報告ビデオを上映した。
その後、浪江町出身、伊藤まりさんによる被災体験の話。被災者として避難所を転々とし、現在の横浜に落ち着くまでの経緯、そして今なお浪江町の帰還率が低く、生活水準が元に戻っていないこと、さらに汚染水の海流放出、低線量の被ばくの問題など問題提起をされた。
それに続き、広島出身被爆2世の福本英伸さんが、なぜ福島に来て紙芝居という手段を使って原発問題をとらえ、“心の支援“を続けているのか、について思いを語られた。
それは一つのきっかけ。袋に入れる物のみ持ち出しを許されたお年寄の袋に体験を書いた書物があったこと。それぞれに物語がある事、それを後世に伝える物として紙芝居があることに気付く。
お金もかからず、紙芝居なら誰にでもできる、アニメにもできる。そこで体験者に話を聞き、それぞれの物語の作成に取り掛かり、浪江町を中心に100作品を目標に動き始めた。
伊藤まりさんと福本さんで、最近の作品である広島の原爆の問題を絡めて原発の問題をアニメ化した「浪江消防団物語“峠”」の紹介。これらの活動はアメリカでも評価され、新聞にも取り上げられた。また、日本中の図書館に紙芝居を寄贈する話があり、「ツタヤ」の支援が決まった。
そして経験者の立場から、伊藤まりさんの、避難対策の問題提起。非常時携帯品の紹介。
第1段階で何をすべきか:①落ち着くこと ②指示に従うこと ③あくまでも自分の命を大切に
今回のWE講座はとても中身の濃い話ばかりであった。しかし一向に原発を廃止する動きは見られず52基の原発が事故を起こしたら?の不安はぬぐえない。また、被災者の方々が各地で放射能の認識不足により居住を断られるなど心無い扱いを受けた話には胸を痛めると共に、我々ももっと原発の問題・事故対策と、自然エネルギー問題に関心を寄せるべきだと痛感した。(松本 恩)
毎年12月~バレンタインデーまでJIM-NETチョコ募金に関わらせて頂いてましたが、「何故イラク小児ガンに特化しているのか?」を明確に知ること出来ました。
20年以上の歳月を戦争と共に歩んだ国イラク。今のイラクの景色は私が想い描いていた土埃立つ荒れた風景ではなく、街に高層ビル、郊外は作物果物の緑豊かな景色でした。ですが戦争の爪痕も大きく残る現実あり。
化学兵器劣化ウラン弾…これにより子供の癌が増え続けている、今でも。因果関係は証明とても難しく(福島原発と同じように)時間がかかること。
しかし、イラクの子供にしかない遺伝子配列あり、紛れもなく戦争犠牲者です。
病院の医薬品支援のみならず、トータルケアをチョコ募金で支援している。
・貧困患者支援(通院する交通費もない)・心ケア(治療で何年も学校も行けない)・医療従事者研修(多国語必須の土地柄)・ピアグループ(孤立しないよう患者間交流)・ガン啓発活動(ガンはうつる誤認識)。総合的な支援でなければ意味のない地域性。
今年チョコ缶に描かれしは、小児ガンと闘う3人の兄弟合作デザイン他、選ばれた子はとても喜ぶそう。そして、みなが必ず口にする言葉が心に沁みました。「小児ガンのみんなの支援になるのが嬉しい」
現地駐在JIM-NET斉藤亮平さんによる、そこに居るからこその想い詰まった近況経緯報告に、今後もチョコ募金通じ支援に関わらせて頂きたいと想い馳せました。
あざみ野南店スタッフ・会員 江島朋子
「だれかを思って、何かできることがある」
WEショップあおばの2店舗では、550円募金してくださった方にハート型のチョコレートをお渡ししています。チョコレートの製造は北海道六花亭さんです。
かわいい缶のデザインは、戦争の影響によってかかった癌や白血病とたたかうイラクの子どもたちです。
チョコ募金は以下の活動に使われます。
・イラクの小児がん支援
・JIM-NETハウス(小児がん総合支援施設)の運営
・シリア難民支援
・福島支援
とても賑やかな活動になりました。フェアトレード珈琲やクッキーの募金をしてくれた方々に感謝します。半額券や110円金券を引いた方は、ぜひ店頭でお使いください。
お待ちしております。
講座レポート
10月16日の「世界食料デー」にちなみWE21ジャパン青葉では毎年10月に「貧困なくそうキャンペーン」を実施しています。今年のテーマは「身近にある貧困」です。WEショップ2店舗も参加するフードドライブ(食料品の寄付の受付)からその現状を知るための講座を開きました。集まった物資のその後の配布方法は?地域で食料品寄付の受付と分配作業を統括し、同時に、県、市、青葉区の行政機関と地域にある協力企業や各種団体を青葉フードシェアネットワーク(以下、青葉FN)として繋いで来られたピッピ・親子サポートネット理事長の若林智子さん、副理事長の友澤ゆみ子さんにお話を聞きました。
2018年にフードシェアを開始した青葉FNは、現在、WEショップ2店舗を含む区内7カ所で寄付を受け付け(フードドライブ)、寄付品は3拠点で毎月または隔月に分配作業をして必要な方たちに配布しています。
青葉区で食糧支援が必要な人はコロナ以降2倍に増え、寄付の方は、昨年来個人からは減少気味です。一方で、余剰商品を廃棄(=フードロス)せず寄付すれば社会貢献になるフードシェアネットワークに賛同する食料品生産者は徐々に増え、お豆腐屋さんから出来立て豆腐、パン工場から多種大量のパン、宅配生協からは余剰冷凍食品、農家さんから新鮮野菜の寄付を受けています。
9月末、WEショップから3人が青葉FN3拠点の一つあざみ野スペースナナでの寄付品の分配作業に参加しました。10人ほどの皆さんと30個ほど置かれた申込者用のカゴに寄付品を詰めました。5キロ袋入りのお米は測り直して2キロの小袋に詰め替え、個々の家族構成、要望に応じて配る食品も調整する。そうした細かい作業を2時間集中して人海作戦で一気に行いました。毎月のこの大変な作業を経て申込者宛てに山盛りになる皆さんからの支援物資。それを必要とする人たちが私たちの身近にもたしかに増えている。その現実を垣間見たWE講座でした。
理事・あざみ野南店ボランティア 古田薫美
「貧困なくそうキャンペーン」は10月16日の「世界食料デー」と10月17日の「貧困撲滅のための世界デー」に寄せて、世界の貧困が生まれるしくみ、「世界」と「私」のつながり、そして私たちが普段の暮らしの中でできることを考えるWE21ジャパン全体でとりくんでいるキャンペーンです。
無農薬のおいしい珈琲をどうぞ。
1個160円からの募金でおひとつお贈りします。
フェアトレードを選ぶことは、私たちの未来のためです。
フェアトレードは、発展途上国で児童を含めた現地の就労者の方たちの生活支援や貧困からの脱却を大きな目標としています。
WEショップ・あおばを応援してくださり、いつもありがとうございます。
8/5㈯あざみ野南店向かい「赤田西公園遊水地・夏祭り花火大会」が開催されました。合わせて、お店を夜8時まで営業しました。
夏物衣料50%OFF、冷茶サービス、お野菜マルシェ、初の夜の営業は、新しいお客様との出会いがたくさんありました。
ご来店していただいた地域の方、ありがとうございました。