NPO法人日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)

1991年の湾岸戦争後,イラクでは劣化ウラン弾の影響と思われる白血病の子供が急増。経済制裁と戦乱で医療現場が荒廃し、大勢の子供が命を失っている。広島、長崎の被爆者治療の歴史を持つ日本の幾つかのNGOが医薬品を支援。より効率的な支援のために2004年7月医療支援を行う日本のNGOJVC、チェルノブイリ連帯基金、アラブの子と仲良くする会等)と日本、イラクの医師達がJIM-NETを立ち上げた。医薬品の支援、医師や看護師の派遣、院内学級などの活動を行ってきた。2011年からフクシマ事務所を開設、フクシマ支援プロジェクトを実施。2012年に難民支援基金を立ち上げ、シリヤ難民への医療品、妊婦のための出産費を支援。

《イラク小児がん支援》

イラク国内における、がん・白血病の医療支援 バグダッド、バスラ、アルビルにある4病院に医薬品、医療器材、消耗品の支援や人材育成・院内学級を行っている。

《JIM-NETハウス(小児がん総合支援施設)》

外務省の『NGO連携無償資金協力事業』の助成を受けて、イラクのクルド人自治区首都アルビルナナカリ病院敷地内に建設された。小児がんの子ども達とその家族が安心して過ごせる場所を提供。

《福島支援》

福島原発の事故による放射能汚染から「放射能の見える化、検診、保養」で子どもたちを守る活動をしている福島の地元の団体・個人を支援している。

《チョコ募金》

 2006年から毎年行っている冬季限定の募金キャンペーン。寄付のお礼に六花亭のチョコレートが詰まったチョコ缶をプレゼント。缶の蓋には、子どもたちが描いた絵をプリントし、力強く明るい作品を紹介している。

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NPO法人女性の家サーラー

外国籍女性が一時的に身を隠すシェルター。日本の社会で十分に権利が保障されていない外国籍女性が

DV,離婚などで行き場を失ったときに安全な宿泊場所を提供し、自立のための支援をおこなっている。

また、母国語による電話相談や面接、情報提供を行い、日本で安全で幸福な生活が送れるように支援している。1992年開設。2012年20周年を迎えた。

《一時保護事業》

2022年4月~2023年3月末:利用女性13名、同伴児童14名、計27名

13件すべてがDVを原因とするケースであった。

女性の年齢:20代2名、30代9名、40代1名、50代1名

同伴児童の年齢:乳児2名、幼児7名、小学生3名、中学生2

国籍:フィリピン3名、ベトナム2名、カンボジア2名他

シェルター滞在日数:7日以内2件、8~14日以内3件、15日~28日以内8件、29日~3か月以内2

シェルターからの退所先:帰宅3件、帰国2件、友人宅2件、他施設への移動2件、生保アパート2件、ステップハウス2件

《相談事業》

2021度DVに関する相談:528件(前年比138%)、本人より194件、相談員や弁護士から289件

《シェルター活動》

心理カウンセリング、法律相談、言語的支援

《啓発活動》

 隔月でのサーラー通信の発行、サーラーセミナーの開催、多言語相談、外部団体への講師派遣、専門家やその分野での経験者を講師として呼ぶ。


認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね

2011311日の福島第一原子力発電所の事故による被ばくから、子どもたちと地域の人たちの健康を守るため、食品・水・土・人体の放射能測定を始めた。見えない・におわない・感じない放射能による環境汚染と長期的に向き合い、特に子どもたちの未来が少しでも明るく健全になることを願い、これから先の遠い未来を見据えた活動を行なっている。子ども達の健康を守りながら未来を紡ぐ測定室。2017年6月設立の「たらちねクリニック」は被爆の事実を受け止め、子どもをはじめ地域の人々の役に立つことを目標としている。全国からの寄付により子どもドッグは無料で受けられる。

《放射能測定》食材、海洋水、土壌、公園など

《たらちねクリニック》子どもドッグ、廃炉、除染など高濃度汚染地域で働く人々の健康診断

《甲状腺検診プロジェクト》 出張検診の実施

《あとりえ・たらちね こころのケア》個々に応じた空間を提供し、子どもとお母さんのこころを支える活動

《たらちねこども保養相談所》沖縄・珠美の里子ども保養プロジェクトin久米島、くまべこお泊り会in只見、オルト・デイ・ソーニ転地保養inイタリア

《防災原発事故の心得》原発事故に対しての備え、情報、避難、測定

《講演会・勉強会》

  2022年度は12回開催       ※HPはこちら


その他の支援先

◆ 横浜市寿町

横浜市中区にあり、大阪の釜ヶ崎と東京の山谷に並ぶ「三大寄せ場」のひとつ。WE21ジャパン青葉では、皆様から寄付されたマスクや衣類、生活雑貨を定期的に献品している。また、年末年始の越冬炊き出しの手伝い、野宿者パトロールにも参加している。

 ◆NPO法人 NEKKO ―CFP(フィリピン貧しい母子のための診療所)

助産師・冨田江里子さんがフィリピン・スービックの貧しい人達の為に1997年、無料でお産の手伝いを始めたのが始まり。以来27年間にわたり貧しい方達の為に活動。現在はごみ山やアエタ族ら貧しい人達の暮らす地域を巡回訪問、患者の治療と健康管理に当たっている。WE21ジャパン青葉では、皆様から寄付された乳幼児服などを定期的に献品している。

◆NPO法人 DV対策センター

すべての女性と子ども達が夢と希望を思い描いて生きていける社会を目指して、DV・虐待・貧困の連鎖を防ぐための活動を行っている。所在地は横浜市青葉区内。

DV・虐待被害者の相談事業、DV・虐待被害者のための一時保護施設の運営事業

・心身の回復のための個別カウンセリング

・講座開催、ワーク開催、子ども向け居場所支援・学習支援・食事提供支援、エンパワメント講座の開催、

DV等で避難中の世帯及びひとり親世帯への食支援、住宅確保支援、就業支援、同行支援、

・担当弁護士、医療機関、警察、裁判所、児童相談所、各学校、ほか行政等と連携及び連絡調整支援

DV防止講座、子育て講座の開催、講師派遣、その他DV・虐待・貧困の連鎖を防ぐための啓発活動の実施

◆NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ

むすびえは、各地域のこども食堂ネットワーク(中間支援団体)がより活動しやすくなるための後押しをしている。こども食堂を応援してくれる企業・団体とこども食堂をつなぐほか、こども食堂の意義や実態を伝え、理解を広げるための調査・研究などもおこなっている。。

NPO法人 共同の家プアン

女性と子どものためのステップハウス。ステップハウスとは、様々な理由で緊急一時保護所などを利用した後に、もう少し心身を休め、新しい生活を始める前の準備期間を過ごすための場所を提供する施設。共同の家プアンでは、共同生活をしながら、心身の回復にあわせて、女性たちの精神的、経済的自立を支えている。

2023年、大家さんから土地家屋売却のため契約解除の申し入れがあり移転を余儀なくされたため、WE21ジャパン青葉では新しい共同の家プアンの物件購入資金を支援した。

 ◆横浜市青葉区こどもたち支援/ぷぷあ

ぷぷあでは、近隣で困っている子どもたちが、さまざまな問題により学校に通いにくくなっている状況を踏まえ、拡大する貧困問題を解決するために、食品や必要とされる物品のわけあいなどの活動をしている。2023321日に結成された。